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知識はコミュニケーションツール。毎日に「おもしろい」のタネをまくSchooの学び【Schoo受講生の学びストーリー】

学ぶことで自分の興味関心が拡張し、知ることで人への理解も深まるもの。「学び」はビジネスシーンにとどまらず、日々の生活に欠かせないエッセンスになることもあります。

今回お話を伺ったのは、鹿児島県の離島・奄美大島にお住まいの南 琴乃さん。ライター業やイベント企画を通して島の魅力を伝え、「おもしろい」を生み出し続けるフリーランスのクリエイターです。

ご家族の介護と仕事を楽しみながら両立させている南さんにとって「学び」とは? 学び続ける深い思いがありました。

*南琴乃さんプロフィール
・鹿児島県奄美市名瀬出身。高校まで奄美大島で過ごし、大学は東京に進学。
・帰郷後は会社勤めとなるも、30代後半から家族の同居介護をスタート。
・フリーランスのライター業及び企画を手掛ける「さばくりエイター」として、奄美の魅力を掘り起こし、伝えるサービスを生み出している。
(※「さばくり」は奄美地方の方言で「手掛ける・行う」などを意味する)


奄美の魅力を深掘り、生み出す「さばくりエイター」

—— 現在のお仕事について教えてください。

母の介護をしながら、フリーランスのライターとして、フリーペーパー『ワンダーアマミ』で執筆しています。2003年の奄美群島復帰50周年以降、郷土史を学んできた知識と好奇心を活かして、郷土史系の記事を担当しています。 

また昨年(2023年)から動物の絵が得意なイラストレーター・才木美貴さんと一緒に、島民を対象とする「奄美の鳥さんを描こうワークショップ」も始めました。島でよく見かける「ルリカケス」や「アカショウビン」といった奄美の鳥を、才木さんが薄く下絵を描いた紙に参加者が水彩で色を塗り、出来上がりをオリジナルのカレンダーにしてお持ち帰りいただいてます。 

ちなみにルリカケスは国の天然記念物ですが、実はカラスの仲間で、鳴き声はカラスそのもの。姿はきれいですが鳴き声は美しくないのが残念な鳥なんです(笑)。

フリーペーパー『ワンダーアマミ』(左)と、「奄美の鳥さんを描こうワークショップ」で制作したカレンダー(右)

—— さすがにお詳しいですね。そのワークショップを始めた目的は何だったのでしょうか?

奄美は2021年7月に「奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島」として世界自然遺産に登録されました。奄美の自然をガイドと一緒に巡り堪能するのもいいのですが、他にも何かおもしろいことができないかと考えて辿り着いたのがこのワークショップです。

最初は小規模で始めたのですが、開催回数は1年で20回以上という結果になりました。誰でも気軽に、雨の日でも楽しめるコンテンツなので好評なんです。

パソコン技能から介護知識まで。多様な分野を独学で習得してきた

—— 多様な活動で奄美を盛り上げていらっしゃる南さんですが、社会人になってからはどのような学びに取り組んでいますか?

パソコンは初期の頃から、Windowsの進化に触れながら学んできました。20代後半の求職時に職業訓練でタイピングやExcel関数、Wordの使い方を覚え、30代前半は自宅PCで初歩的なHTMLを独学でマスターしました。

その後、家族の介護が必要になった際に学んだのが、福祉住環境コーディネーター2級。40代前半にはeラーニング系の通信講座でファイナンシャルプランナー3級を取得したりと、その時々に関心を持った分野を学んでいます。

仕事やプライベートに連動して必要になったことを、本や講座、最近ではネットやオンライン学習も利用しながら学んできました。コロナ禍は、一気に学習系のYouTube動画が増えて、無料サービスも多かったのでいろいろと試していました。 

また、郷土史の勉強に役立てるため、N予備校の中高生向け配信サービスで世界史や日本史を視聴していた時期もあります。

Schooは知的好奇心に刺激を与える「脳の筋トレ」

—— 2021年に奄美市5市町村へのSchoo提供が開始し、南さんにも使っていただいています。今、どんな思いで学び、どんな成果が得られていますか?

年齢も49歳になり、10〜20年前とは異なり記憶力も判断力も落ちていると感じます。この先を考えると、毎日少しずつでも頭を使って、知的好奇心を維持していく必要があると思っているんです。だからSchooは「脳の筋トレ」のために活用しています。

介護中心の暮らしは、どうしても毎日が同じことの繰り返しになりがちです。「家族のせいで自分が犠牲になった」と少しでも思ってしまうと、それが態度に表れてしまいます。Schooがあることで、少ない時間でも何かを学んだり、もう一度自分の興味を掘り下げることができる。さまざまな発見を積み重ねて飽きのこない毎日を送れていることが、私の中で一番の成果かなと思っています。 

家にこもりがちなので、今後はコミュニケーション力を磨きたいですね。加えて、質問力もつけたいところです。

Schooの生配信中に何か質問したくても、的確な質問を文章で考えているうちに時間が過ぎて、講座が終わってしまったこともあります。頭でさっと文章をまとめてテキストで送る、といった力もこれから身につけていきたいです。

—— Schooの生放送をよく利用していただいているんですね。

録画を見ることもありますが、興味のある授業はできるだけ時間を合わせて生放送で見るようにしています。

今、「使えるnotion」の生配信授業を毎週受けています。4回目の終盤の時に、初めて感想を伝えることができて、しかも読み上げられたのがうれしかったですね。

 ※2017年奄美市は株式会社Schooと遠隔教育システムを活用した地方創生推進の包括的パートナーシップ協定を締結。2021年には奄美大島内5市町村にサービスを拡大しています。
https://www.city.amami.lg.jp/dx/schoo/kyoutei.html

「使えるNotion」講座(左)と、南さんが自前のNotionアプリで管理してる受講メモ(右)

「おもしろい」にあふれた毎日を送るために学び続ける

—— いつも、どのような環境でSchooを利用していますか? 

基本的にiPadを使って、自宅で1人で視聴しています。家事をしながら流し見したり、ダウンロードしたものを車の移動中に音だけで流し聴きすることも。時間がある時にもう一度画面を見て、メモを取りながら視聴することもあります。

おすすめしたい授業は「ゲーミフィケーションを活用した学習方法・目標達成アプローチ」です。ゲームの趣味趣向に基づいた4パターンの学習方法があって、どれが自分に合った学習方法なのかがわかります。これからSchooで学び始める人におすすめです。

—— Schooで学ぶことで、南さん自身にどんな変化が起きましたか?

 暮らしの中で人と接する時に、「これおもしろいな」と思える機会が増えました。いろんな知識の根っこを増やしていくと、人と接する時のコミュニケーションのタネを育てることができます。

私は就職氷河期世代なので、仕事に関しても四苦八苦しながらなんとか生きてきました。順風満帆にはいかず回り道をしたけれど、その分話のネタはいっぱい拾えたからいいやと思っています。

奄美のような離島でも、どこにいても学べるのはSchooのおかげ。私が一番助けられているサービスです。 

—— ありがとうございます。最後に今後の目標をお聞かせください。

日常の中に「おもしろい」を拾って生きていくこと。それが私の目標です。Schooの授業で少しずつ知識を広げ、掘り下げていく良い循環ができているので、今後も続けていきたいと思います。


PCスキルから介護知識、歴史にファイナンシャルプランナー資格と、独学でなんでも自分の武器にしてこられた南さん。常にご自身の次の目標や課題を見据え、楽しみながら生活に学びを取り入れている姿が印象的です。

「さばくりエイター」として、奄美にさまざまなコンテンツを生み出し続ける南さん。その挑戦が続く限り、これからもスクーが応援できたら嬉しいです。

<参考記事>
▼奄美大島のユーザーの「学びストーリー」


■株式会社Schoo

MISSION:世の中から卒業をなくす
VISION:「あたたかい革命」が起こり続ける社会を残す

私たちが暮らすこの社会は、多くの人々が生んだ発明、努力、願いによってつくられました。ですが、少子高齢化という揺るぎない流れが、今の社会システムに留まることを許さず、たくさんの劇的な変化を私たちに要求しています。「誰かを想い、何かを変えるために頑張ること」。それが私たちの定義する「あたたかい革命」です。学びを通じた新しいつながりを編み、しがらみや壁を取り払って、社会課題を解く様々なイノベーションを生み出すこと。私たちの子供やその先の世代に「未来はきっと良くなる」と信じ続けられる社会を残すことを目指しています。

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