接客業から一念発起、ラジオの世界へ。自分の可能性を広げる学びに「遅すぎる」はない【Schoo受講生の学びストーリー】
「人生100年時代」を迎える中で、スキルアップや新しいことへの挑戦を通して人生を豊かにするための、大人の「学び直し」が重要になってきています。
今回お話をうかがった長井さんは、奄美大島の瀬戸内町のコミュニティラジオで事務局長として活躍されています。ラジオ番組のゲストからの紹介がきっかけで「Schoo」を知ったという長井さん。苦手意識があったところを学びで補うことで自信がつき、お仕事の挑戦の幅を広げているそうです。
「むんの知りはてやにぃん(奄美の言葉で「ものを知ることに終わりはない」の意味)」を体現する長井さんに、普段のSchooの利用法や、今後の目標についてお話を聞きました。
アパレル、飲食店勤務を経て、ラジオ局の事務局長に!いつだって「全力で楽しめる仕事」を選んできた
—— まずはこれまでのご経歴と、現在のお仕事について教えてください。
18歳まで奄美大島で育ち、高校卒業後に大阪へ行って自力でアパレル会社に就職しました。20歳で店舗を任され、24歳で結婚して専業主婦となりました。その後たまたまご縁をいただいて、現在は瀬戸内町のコミュニティFMで事務局長を務めています。番組の立ち上げから携わっていますが、ラジオ番組の収録や編集、ボランティアパーソナリティーとの交流などが中心のお仕事です。
—— 降って湧いたご縁でラジオのお仕事をすることになった時、戸惑いや不安はありましたか?
経歴を見て分かる通り、私はアパレル業界と飲食店の経験しかありません。メディア業界は初めてだったので少し不安もありましたが、「楽しそう!」と思う気持ちに正直に、挑戦することにしました。仕事というのは毎日のことなので、基本的にはいつも自分が楽しめる仕事を選ぶようにしています。
実際にやってみると、この仕事は目には見えないものを言葉で「価値」にしなければいけないところが難しいです。番組には多方面からゲストが来てくださって、毎日色々なお話を聞けるので、仕事を通して多くのことを学ばせてもらっています。
「知ってて当然」のプレッシャーがあるのが社会人。自分に足りないところは学びで補えば、怖くない!
—— 毛色の異なるお仕事を経験されてきた長井さんですが、社会人になってからどのように学びに取り組んできましたか?
本を読むことは好きなのですが、学ぶ習慣はほとんどありませんでした。学生時代から机に座って勉強することがとにかく苦手で、大人になってからも20代で結婚して専業主婦になったこともあり、今思えば人よりも社会やビジネスのことを知らずに年齢を重ねてきたんです。
ライフステージが変わって子育てをしながらまた働くようになり、今になって学ぶ時間や学ぶ意欲が湧いてきた頃、ラジオ番組のゲストから「Schoo」のことを教えていただいたのがきっかけで使い始めました。
社会に出たら「知ってて当たり前」と思われることがたくさんあります。例えば、ラジオのゲストに「〇〇県に行ってきたんです」と言われたら、それがどの辺りか分かった方が会話しやすい。あらゆる知識もコミュニケーションスキルの一つですよね。また、パソコンが必須の今の時代、基本的な操作ができないと仕事ができなかったりする。だからこそ、「今更この歳で聞けないよね」ということでも気軽にこっそり学べるところが、Schooの有難いところです。
—— これまで視聴した中で、特に役に立ったと感じる授業はありますか?
コミュニケーション能力がとても重要な仕事をしているので、人と対話するスキルや失礼のない振る舞い方、初対面の人とも心を打ち解けて話す方法などを学びました。
特に今年に入ってからは、私の苦手な人前で話す機会が増えたので、苦手克服のために「博報堂スピーチライターが教える「人前で話すコツ」を受講しました。「会場で自分に興味がありそうな3人を探して、その人たちに向かって話す」という方法を教わり、実践してみると確かに緊張がほぐれました。
もう一つは、「30までに知っておきたい経済の知識」です。私は今年39歳になるのですが、今からでも遅くないと信じてコツコツ学んでいます。
学び続ける母であるために。学びで自分の可能性を広げ続けたい
—— 学ぶことで、どんな変化がありましたか?
自分に自信がついて、「やればできる!」と思えるようになりました。例えば人前で話す時も、今までは内心とても不安で「私が喋っていいのかな?」「何か失敗しないかな?」とオドオドしていたんです。今回のインタビューも、少し前の私だったら「いやいや私なんて」と言ってお断りしていたかも知れません。Schooで話し方を学んだ今の私だから、お声がけいただいてすぐに「やります!」ってお返事できたんだと思います。
学ぶことで、苦手だったことにも自信を持って挑戦できるようになっただけでなく、「私ってこういうこともできるんだ!」と、自分の新しい可能性を発見できました。これはすごく大きな変化だなと思います。
奄美大島の方言で、「むんの知りはてやにぃん」というのがあります。「ものを知ることに果て、つまり終わりはない」という意味なんですけど、本当にその通りだと思いますね。学び始めるのに遅すぎるなんてことはないし、何歳になっても新しいことを学び始めていいんだよな、と。
—— 最後に、長井さんのこれからの目標を教えてください。
ある日突然ラジオ局の事務局長になるなんて全く予想していなかったように、今の私が想像すらしないことだって舞い込んでくるのが人生の醍醐味です。だからとにかく自分がワクワクすることを探しに行くというのと、目の前のことをひたむきに、素直に、誠実に、楽しくやる。それを貫いていけば、結果は後から自ずとついてくると思うので、日々やりがいを持って仕事をしていきたいです。
あえて一つ目標とするなら、娘に恥じない生き方をしたい。この想いはずっとあります。親子関係は横並びだと思っているので、お手本だなんて言い方は烏滸がましいですけど、娘から見た私が少しでも誇れる存在であれるように、日々頑張らなければと思います。
その娘は今年中学3年生で、受験生です。彼女のこれまでの人生で、きっと一番勉強しないといけない時期ですよね。親が勉強している姿を見せられないのに子どもに「勉強しなさい」とは言えませんから、時々「ママは今これを勉強してるんだよ。そしたらこんなことができるようになったよ」なんて話ができるように、私も負けずに目一杯勉強します!
年齢を重ね、様々な経験を経た今だからこそ「学びたいという意欲が一番強い」という長井さん。楽しいことだけをするから「仕事が楽しい」のではなく、苦手も不安も学びで克服するからこそ、その先の境地で仕事が楽しいと思える、という強さを感じます。
学び続ける母であるために。その想いに応える学びをSchooがご提供できたら嬉しいです。
<参考記事>
▼奄美大島のユーザーの「学びストーリー」
■株式会社Schooについて
MISSION:世の中から卒業をなくす
VISION:インターネット学習で人類を変革する