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奄美から広がる「学び合い」5市町村合同研修&ユーザー交流会レポート

スクーは2024年5月30日(木)・31日(金)の2日間にわたり、奄美大島でオンライン学習サービス「Schoo」を活用した合同新人研修を開催しました。同研修は今年で3回目の実施となりました。さらに今回は、研修に加え新たな試みとして、島内の個人のユーザーの皆さんとの交流を目的に、島内在住の方を対象とした「Schoo」のユーザー交流会を開催しました。

スクーが起点になった2つのイベントを通して、住んでいる地域や年齢、性別、職業などの違いを超えて人々がどのように繋がり、どんな変化が生まれたのでしょうか。当日の様子を紹介します。


5市町村合同研修(5/30、31実施)

■5市町村合同新人研修とは?

奄美大島5市町村の役所と企業の若手職員/社員向けに、奄美市とスクーが共同開催している新人研修です。参加者は奄美市・瀬戸内町会場の2拠点に集まり、「Schoo」を使った座学でビジネススキルや心構えを学んだり、様々なテーマでディスカッションをすることで、それぞれの職場で即戦力になるとともに、所属を超えた「島内同期」として繋がることを目指します。

▼昨年の様子はこちら

奄美大島には観光事業をはじめ、島全体の事業や自治体、民間企業の合同事業が多く存在します。新人時代から同じ世代の仲間と学び合うことで、他者の意見や気づきを併せてより深い学びを得るとともに、これまで以上に5つの市町村の垣根を越えた繋がりを強化し、未来の島の発展に繋がる取り組みの創出を目指してほしいという思いも込めています。

■研修の様子

今年も2日間にわたって盛りだくさんのプログラムを行いました。

1日目/Schooを使って即実践できるビジネススキルを学ぶ

Schooの授業を通して、即実践できる基本のビジネススキルを習得。受講後はグループごとにディスカッションをして、学びをアウトプットしました。

午後の研修には、スクーの若手社員も登場!自身の失敗談をテーマに、奄美大島と東京を繋いでトークセッションを行いました。

2日目/基調講演+「内省」「奄美大島の未来」をテーマにグループワーク

安田壮平 奄美市長の激励の挨拶で、2日目スタート。

奄美⼤島リゾートホテルTHE SCENE 総⽀配⼈ ⼩林良輔氏による基調講演も。「諦めない」という力強いメッセージとともに、参加者の質問にも時間が許す限り答えてくださいました。

最後は自身の価値観を深掘りするワークショップと、奄美大島の未来を考えるグループディスカッションで研修の締め括り。所属を超えて意見を交わしました。

■参加者コメント

研修に参加した新人社員・職員の方にお話を聞きました。

平田さん/奄美大島信用金庫・入社1年目(写真右)
高校を卒業してすぐに入社したこともあり、年上の皆さんと一緒の研修で緊張していたのですが、仕事に対する姿勢や価値観についてお手本を見せていただきました。社内の同期は配属支店がバラバラなので、普段関わることのない市役所職員の方を含め、島内同期の皆さんとお話しできてよかったです。
まだ入社して2ヶ月で毎日覚えることがたくさんあるので、混乱しないように、Schooの授業で学んだ思考整理の方法を明日から実践してみたいと思います。

増田さん/奄美市役所・入所3年目(写真左)
所属の異なる人たちと一緒に学びをアウトプットしたり、ディスカッションを通して自分にない視点をたくさん教えてもらえて、一つ一つが勉強になりました。
特にSchooの思考整理術の授業の「コントロールできるものとできないものを分けて、できるものに前向きに取り組む」という教えが印象に残りました。今の部署に異動して仕事量も増えたので、頭がごちゃごちゃしてきた時に、今日学んだことを活かして整理したいです。

参加者のみなさんが所属や年次の違いを超えて交流することで、新しい視点に気づいたり、自身の考えを深めたりしているのを見て、運営の私たちも「学び合い」の価値を改めて実感した2日間でした。

△最後は参加者のみなさんで集合写真!


Schooユーザー交流会(6/1開催)

「奄美で何か新しいことに挑戦してみたい」「Schooで学ぶことで、自分の視野や可能性を広げたい」という方々に、同じ志を持つ仲間と繋がることで、一歩を踏み出す勇気を得ていただきたいという思いで企画したイベントです。

当日はSchooをすでにご利用いただいている方だけでなく、これから使ってみたい方、新しい学びに挑戦したい方など、30代から70代の方まで30名近くが参加!島内で活躍する起業家の方々のゲスト講演や奄美在住のSchooユーザーさんによる「Schoo使い方紹介」、ゲストを交えた交流タイムなど、濃密であっという間の2時間を過ごしました。

■交流会の様子

①ゲストトーク「奄美だからこそできる、新たな一歩への挑戦」
地元で事業を立ち上げている3名をモデレーターとゲストスピーカーにお迎えし、起業のきっかけや島内での仲間の作り方など、ご自身の経験をもとに「一歩踏みだす」ヒントをいただきました。

△モデレーターを担当いただいた、Mellow Amami合同会社 平城修吾さん
△株式会社しーま 代表取締役 深田小次郎さん(左)、合同会社 AMAMIバリュープロデュース 代表 林晋太郎さん

②トークセッション「Schoo活用術」
奄美大島にお住まいのSchooユーザーさんに、ご自身のSchoo活用術やおすすめ授業を紹介いただきました。

▼お話をいただいた、フリーガイドの町ゆかりさん(Schooユーザーインタビュー)

③交流会
最後は自由形式の交流タイム。登壇者の方々に質問したり、参加者同士で情報交換しあったりと、会場の利用時間いっぱいまでお話に花を咲かせていました。

■参加者のコメント

井瀧さん(写真右)
日常でのSchooの使い方について、他のユーザーさんが授業をダウンロードして移動中に聴いていると知って、なるほどと思いました。普段車で長時間移動することも多いので、実践してみたいです。
島で事業を起こしている方は、自分がどうなりたいかよりも、この地域や人のために何ができるかを一番に考えているのだと感じ、私自身もフリーランスとして活動する上でとてもいい刺激をいただきました。

才木さん(写真左)
フリーランスで活動していますが、自宅が市街地から遠いために普段は同業の方と交流が少なく、Schooの授業などを通してオンラインで間接的に情報を得ています。今日は初めましての方とたくさんお話しできて、有意義でした。
特に、起業家の方々お話の中で、私の想像を超えて苦労や努力をされていたり、ご自身のビジネスについて深く考え抜いているのを知って、叱咤激励をいただいた気持ちです。お二人のそうした姿は、ビジネスではなく交流会の場だからこそ見せてくださったと思うので、大変貴重でありがたかったです。

本田さん(写真中央)
私は元々県の職員で、大学本体がない奄美群島に学びの機会を広げるために、10年ほど前からオンライン教育のコースを設置してシンポジウムを開催してきました。コロナ禍を経てオンラインで学ぶ機会が広がったことはチャンスである一方で、自分一人でパソコンに向かって学ぶだけだとどうしてもモチベーションを保つのが難しい時もあります。今日参加してみて、対面で交流できる場も両方あることで、学び続けやすくなると思いました。
登壇者がおっしゃっていた「奄美はチャレンジしやすい規模、環境だと思う」という言葉にはとても共感します。私もまったく同じ考えなので、そう思っているのは私だけじゃないんだなと、勇気づけられました。

△参加者のみなさんと「Schooポーズ」で記念撮影!

開催レポートは以上です。
当日ご参加くださった皆さん、ありがとうございました!

今回奄美大島で生まれた「学び合い」の輪を起点に、一歩踏み出す人を応援する取り組みを、他の地域にも広げてまいります。

※奄美市は2017年に株式会社Schooと遠隔教育システムを活用した地方創生推進の包括的パートナーシップ協定を締結。2021年には奄美大島内5市町村にサービスを拡大しています。
https://www.city.amami.lg.jp/dx/schoo/kyoutei.html


■株式会社Schoo

MISSION:世の中から卒業をなくす
VISION:インターネット学習で人類を変革する

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