スクー流「とらわれない働き方」でメンバーの多様性を尊重し、イノベーションを生み出す
新型コロナ禍を機にリモートワーク化が急速に進みました。同時に、「リモートワーク疲れ」や「労働生産性の低下」といった課題を指摘する意見も見かけるようになりました。急激な変化の際には何かしらの歪みが生まれることは自然の摂理とも言えます。
新型コロナが現れたのは約2年前。緊急対応的にリモートワーク化した2020年、感染状況を見ながらその都度の暫定対応を続けた2021年。その間、各企業においては働き方の議論を深めてきたと思います。最適な出社日数はどのくらいか、オフィスのあり方はどうか、社内コミュニケーションは足りているか、人材育成や組織開発はどう行うか。
コロナ禍3年目の2022年。より中長期的な判断のうえで、自社に合ったワークスタイルを定義する動きが見られ始めたように思います。「選択的週休3日制」を導入する企業、自社ビル売却でオフィス面積を約9割減らす企業、居住地制限をなくし飛行機通勤にも補助を出す企業。一方で、アフターコロナを見据えて原則出社に戻す企業も少しずつ増えてきたようです。
何が正解なのかは誰にもわかりません。エッセンシャルワークだけでなく、業種業態や職種によっても、出社業務の必要性や価値は異なります。出社かリモートかという二元論には意味がなく、仕事のやり方や働き方を通して、何を実現したいと考えているのかが重要です。リモートワークがしやすい同じIT業界の中でも、企業ごとに最適な仕事のスタイルは異なるのでしょう。
私たちスクー(株式会社Schoo)は、「世の中から卒業をなくす」をミッションに掲げ、「インターネット学習で人類を変革する」というビジョンのもと、大人たちが学び続けるオンライン学習コミュニティ『Schoo』を運営しています。
学び続けることで一人ひとりの人生の可能性を広げるとともに、社会が抱えている課題の解決速度を速めるため、『Schoo』などのサービスを通じて場所や時間などにとらわれない学びの機会を提供しています。
そして、このビジョン・ミッションを実現するために、「とらわれない働き方」というスクーの仕事のあり方を定めました。人類を変革する、社会にイノベーションを起こすことに向き合うスクーは、「人材の幅=解ける社会課題の数」であると考えています。
メンバーそれぞれの多様性を尊重し、状況の異なるメンバーの多様な働き方をサポートしたい。その障害となりうる制約をなくすべきだという考えから、時間や場所などに「とらわれない」働き方を推進しています。
スクーが実践する「とらわれない働き方」とは
スクーではコロナ禍を機にハイブリッドワークが可能な業務体制を整え、国内各地や海外在住のメンバーも増えています。2020年4月以降はほぼ全ての採用活動をオンラインで行い、この期間に新卒採用・中途採用合わせて100名近くのメンバーがスクーの仲間に加わりました。その中には入社面接の時から業務開始後も継続して地方に在住しているメンバーもいます。
◆スクーの「とらわれない働き方」の例
ハイブリッドワーク
完全テレワーク
居住地制限なし(国外在住も可能)
選択的週休3日制
時短勤務
コアタイム・フレックス制導入
副業可能(事前承認制)
スクーの採用ページもご覧ください。http://corp.schoo.jp/recruit/
「とらわれない働き方」についてメンバーに聞いてみた
全国各地でスクーの「とらわれない働き方」を実践しながら活躍しているメンバーに、スクーでの働き方の魅力をインタビューしました。
▶︎1人目:井上さん(オンライン面談で入社し、リモートワークを続けながら部門長として勤務)
略歴:新卒で合同会社DMM.com入社。創業間もない頃からデザイナーとして勤務し、デザイン組織の立ち上げに従事。メンバーマネジメントやPOなどを経験し、全社のデザイン戦略に携わる。2020年11月よりスクーのデザイン部門責任者として、UI/UXやリブランディングなどを主導。
居住地域:石川県
入社年度:2020年11月
リモートワーク開始タイミング:前職でリモートワークを経験。スクーでも入社当初よりリモートワークを継続。
❶スクー入社の経緯と、現在のスクーでの働き方について
新卒でDMM.comの金沢事業所に就職し、転勤により家族で東京に引っ越しましたが、子供が小学校に上がるタイミングでより自分たちの生活に馴染んだ石川へ戻ることを決めました。しばらくは転勤前に働いていた金沢事業所で勤務していましたが、デザイナーとして成長し続けるためにやりがいのある仕事・環境を求め、スクーに入社しました。
スクー入社以降ずっと石川県の自宅からリモートワークをしており、デザインユニットの部門長として勤めています。実はまだ一度しか、スクーのオフィスに出社したことがありません(笑)
❷スクーでのリモートワークを経験してみて
前職でもリモートワークを経験していて、SlackやGoogle meetsなど使用しているツールは全く同じですが、コミュニケーションの取りやすさに大きな違いを感じます。
リモートワークはオフラインで働いている時に比べて見えない部分が多いので、相手への思いやりがとても重要だと思います。その点でスクーのカルチャーは受信力(相手の立場に立って相手を理解しようとする姿勢)をとても大切にしているので、オンライン中心のコミュニケーションであってもこれほどスムーズに仕事ができるんだなと感じています。
加えて個人的には、「問題」を「人」と結びつけないところがすごく良いなと感じます。何か問題が起きても人にフォーカスするのではなく、プロセスを見直し、きちんと「コト」に向かっていけるので、この文化はリモートワークでも気持ちよく働ける要因の1つだと思います。
❸「とらわれない働き方」を実現するためののコツ
デザインユニットの長として、チーム運営で気をつけていることはコミュニケーションの量です。質の部分ではオフラインでのコミュニケーションに敵わないからこそ、メンバー間の関係性構築のためにはSlackで小まめにやり取りをしたり、毎日少しでも顔を合わせる機会を作ってコミュニケーションの量を増やすことが大切だと思っています。実際にデザインユニットでは毎日朝会を設けていて、昨日の仕事の振り返りや相談がしやすい場を作っています。
リモートワークだと必要最低限のコミュニケーションになりがちですが、一緒に働く相手の顔が見えるだけで安心感も増しますし、チームワークを感じることができますよね。
▶︎2人目:竹下さん(拠点を京都に移し、複業生活を楽しみながらスクーでも大活躍)
略歴:美術家 / デザイナー 1989年生まれ宮崎県出身。美術家、合同会社galleryMain(共同代表)と両立する形で株式会社Schooのデザイナーとして勤務、ブランディングやワークショップの設計などが業務内容。フランスや台湾など国内外で展示経験あり。
居住地域:京都府
入社年度:2015年9月
リモートワーク開始タイミング:2021年6月(京都移住前を含めると2020年から)
❶スクー入社の経緯と、現在のスクーでの働き方について
約6年前の入社当時から、デザイナーと並行して美術家としても活動していました。東京を拠点に生活していたので、美術家として遠方での展示会がある際は長期休暇を頂くことがありましたが、スクーにはプライベートの活動も尊重してくれるカルチャーがありました。現在は京都に移住し、ギャラリー経営者と美術家として活動しつつも週に3日はスクーのデザイナーとして勤務しています。
❷スクーでのリモートワークを経験してみて
スクーのフィロソフィーが「Laboratory(研究室)」と名前がついてるように、新しいことを受け入れてくれる環境が整っているので、リモートで課題があったとしても、すぐに改善に動く文化が形成されいるので、安心して働くことができます。また複業という視点でも通勤・会議での移動時間がなくなるので、効率良く時間を使うことができます。
❸「とらわれない働き方」を実現するためのコツ
リアルで面と向かって行っていた仕事や会議での技術を、オンラインに置き換えていく必要がありました。工夫したことを3つ挙げると、
①チャットではなるべくリアルと同じように、早く返事をする
②他人からは自分の仕事が見えないので、途中経過を積極的に共有する
③リアルで使っていた技術をオンラインツール(主にオンラインホワイトボード「Miro」)を使って置き換える
結果として自分のライフサイクルに合うので、無理なく働けています。
▶︎3人目:山田さん(オンライン面談で入社し、リモートワークを続けながらエンジニアとして勤務)
略歴:2015年にキヤノン株式会社に新卒で入社し、ソフトウェア全般の基礎を幅広く学ぶ。その後、ベンチャー企業へ転職し、サービス開発の上流から下流まで全ての工程を経験しWEBエンジニアリングに関する理解を深め、新規サービスの立ち上げなども行う。
2021年7月に株式会社Schooに入社し、同時期に福岡県に転居。現在は開発ユニットのビジネスプランチームに所属し、法人事業のプロダクト開発を主に担当している。
居住地域:福岡県
入社年度:2021年5月
リモートワーク開始タイミング:前職でリモートワークを経験。スクーでも入社当初よりリモートワークを継続。
❶スクー入社の経緯と、現在のスクーでの働き方について
大学卒業後に上京し、約6年間東京で働いていました。いつか地元である福岡に戻りたいと思ってはいましたが、コロナをきっかけにその想いがより強くなり、スクーへの転職と共に福岡へ戻ることに決めました。前職でもコロナを期にリモートワークの比率が増えておりリモートでも十分働いていける感覚はあったので、思い切って住まいも福岡へ移動することを決めました。
❷スクーでのリモートワークを経験してみて
リモートワークを導入している企業はたくさんありますが、実際には「何かあったら会社に来れる距離にいてほしい」という制限を含む場合も多いと思います。スクーのように完全フルリモートOKという会社は、実は少ないのではないでしょうか。僕の場合、住む場所の制限が無くなったことでとても気持ちが楽になりました。東京での生活も充実していたのですが、より自分のリズムに合った心地よい場所で生活できることで、仕事の生産性も上がったと感じます。「パソコン前に座って仕事をする」という物理的な環境は何も変わっていませんが、周りが静かで自分のペースに合った生活が送れることで、物事を深く考えられるようになった感覚があります。
❸「とらわれない働き方」を実現するためのコツ
ダラダラ仕事をしないことです。リモートワークだと仕事とプライベートの境目が無くなりやすいので、集中して効率よく働くためのリズムを大切にしています。
エンジニアは考えながらモノをつくる仕事なので、集中できるタイミングとできないタイミングがあります。朝起きて頭が冴えていたらすぐにデスクに向かって仕事し、時間を気にせず夜まで仕事をしたりもします。逆に、頭が回らない時や調子が悪い日は無理をしてダラダラ働かず、早く休んでリフレッシュする方向に切り替えています。それが1番成果を出せるやり方であり、チームに貢献できるスタイルだと思っています。
今後もミッション・ビジョンの実現に向けて、スクーは「とらわれない働き方」を推進していきます。
株式会社Schoo (採用情報 「とらわれない働き方」について)
http://corp.schoo.jp/recruit/