「学び」は変化の時代の生存戦略。そして、人生を豊かにするサプリメント。【Schoo受講生の学びストーリー】
「この勉強、将来何の役に立つんだろう?そもそもどうして勉強しないといけないんだろう?」
学生時代、一度でもこのように感じたことがある人は多いと思います。またこの問いに対する自分なりの答えを持てるかどうかは、勉強のモチベーションを大きく左右したことでしょう。
昨今「リカレント」「リスキリング」といった言葉が新聞・ニュースに頻繁に登場しています。DXの加速によってビジネスのあり方や求められるスキルが変化したことを背景として、大人の「学び直し」の重要性が高まっています。
学歴より「学習歴」が重視される時代に向かう中、自ら学びを楽しんで継続するコツの一つは、学びが自分の糧になる実感を持つことではないでしょうか。
そこで今回は「Schoo」で学んでいる2人のユーザーさんにインタビューし、それぞれ何のために学び、学ぶことで何を得たのかを聞きました。
■山口県山口市在住、浦山さんの場合
山口市で家族と暮らしている浦山有紗さんは、2020年に突如現れた新型コロナウィルス感染拡大の影響で、出産後の生活プランの変更を余儀なくされました。それでも先が見えない生活に絶望するのではなく、自分の「好き」や「得意」を活かせるよう「デザイン」と「ブランディング」を学び、Instagramを使った新しい仕事を切り拓きました。自信がついてきた今では、ある目標に向かって新たな挑戦を続けています。
コロナ禍でライフプランを大きく変更。必死に動いた先でSchooに出会う
私は学生時代からずっと接客業をしていて、出産後は仕事に復帰するつもりでした。しかし、ちょうど里帰りから戻るタイミングでコロナ禍の影響を受けて、ライフプランが一変しました。望んでいた接客業や観光業への復職は難しく、子供も保育園に預けられなかったため、自宅でできる仕事や勤務時間を調整できる仕事にキャリアチェンジすることを決めました。
2021年の夏、山口市で行われた女性の再就職を支援するママドラフト会議に参加したことで、人生が大きく動き始めました。そこで「Schoo in Yamaguchi」を知り、すぐに参加を決めたのです。
それまでも自分で色々と勉強していたのですが、家に子供もいる状態で独学で学び続けるのは難しく、かといってスクールなどに通うには費用もかかります。Schooを使えばオンラインで手軽に学べるということが、とてもありがたかったです。
「専業主婦の私の目線が武器になる」“女性視点マーケティング”を学んで自信を得る
仕事復帰を望む一方で、内心では「専業主婦の私が社会に復帰しても、何ができるんだろう、何の役に立てるんだろう」と不安も感じていました。
そんな時、「Schoo in Yamaguchi」で「“感じる”マーケティング」の授業を見て、女性が得意とする「共感」の力を活かすマーケティング手法を知りました。そのおかげで「世の中には、私の物の見方や視点、考え方が活かせる場があるのかも知れない」と、とても前向きになれたのです。
まずは趣味の美容に関する情報発信を始めようと思い、TwitterとInstagramで発信を始めました。Schooでデザインや画像編集、ブランディングなどを学びながら投稿を続けていった結果、フォロワーが500人以上増え、今では美容に関する企業案件もいただくようになりました。
自分が詳しいことや経験してきたことが誰かの役に立っていると思うと、とても嬉しいです。今でも悩んだり立ち止まったりした時に、よくこの授業を見返しています。
「山口の観光業の発展のためにお手伝いしたい」次の目標に向けて学び続ける
これまでの人生を振り返ると、観光業や接客業に長く身を置いてきたので、そこに何らかの形で学んだことを還元したいと思っています。
特に私が住んでいる山口県は、世の中にまだ知られていない魅力がたくさんあります。広島と福岡に挟まれていて、なかなか旅行の選択肢には入りづらいですが、そこをあえて山口に旅行したくなるような何かができたらいいなと思っています。今は先ほどお話した美容アカウントで発信していますが、山口のおすすめを発信するInstagramアカウントも開設しようかと考えています。
また、今までもデザインの勉強はずっと続けていたのですが、それだけでは他の人と差別化が難しいと思い、最近はライターの勉強も始めました。
こうして学んだことを一つずつ活かして、いつかたくさんの人に山口の魅力を届けられるように頑張っています。
■鹿児島県大島郡瀬戸内町在住、新田さんの場合
奄美大島の美しい海とともに育ち、現在は瀬戸内町役場で職員として働く新田功一さん。職員研修でSchooを活用するようになってから、朝の出勤前にSchooの授業を見ることを日課にしています。日々の学びを実践することで仕事の幅が広がっただけでなく、多様な授業コンテンツや受講生の様々な意見に触れることで柔軟さが増し、周囲の人のアドバイスを聞いたり自分と異なる考えを受け入れることができるようになったそうです。
コロナ禍で自分と向き合う時間が増え、学びと出会う
お恥ずかしいのですが、元々本を読むのが得意ではなく、これまではあまり自己学習と言えるようなものはしてきませんでした。コロナ禍をきっかけに働き方改革が進んだこともあって学びを意識するようになり、自宅にいる時間を有効活用して学ぶようにしています。
中学3年生と小学6年生の娘がいて、日中はゆっくりと自分の時間を確保するのが難しいので、毎朝早寝早起きして静かな自宅でくつろぎながら学びのひとときを過ごします。
Schooで学んだパワポ術で、プレゼンは大成功。広報誌編集のチャンスも
去年の11月ごろ、役場主宰で約60名の町民を集めて防災に関する研修を行いました。その中で私がプレゼンする時間があったのですが、Schooで学んだパワポ術が活きました。「伝えたいことがたくさんあると、どうしても1枚のスライドの中にたくさん要素を詰め込んでしまいがち。ただ人はそんなにたくさん覚えられない」ということを学んでいたので、要点だけに絞って伝えることを意識しました。
研修の後で「あなたの発表、分かりやすくてよかったよ」と言ってもらえました。あの時はとても嬉しかったです。学んでよかった、と思った瞬間でした。
そのプレゼンが好評だったおかげで、瀬戸内町の広報誌の作成にも携わる機会をもらいました。評判を聞いた担当者から、特集の作成を手伝ってくれないかと言われたんです。なんと4ページもですよ。おかげでこの1、2週間は輪をかけて忙しくて、疲労もMaxです。うれしい悲鳴ですね(笑)
学びを通して起こった自身の変化に感じること
仕事中だけでなく日常生活のふとした場面でも、自分の考え方が柔軟になったと感じることがあり、我ながらとても良い変化だと思っています。
これまではいわゆる典型的な「九州男児」で、これはこういうものだ、という考えを曲げない部分がありました。でも、学ぶことで自分の知らなかったことを知って興味も広がりましたし、Schooの受講生のコメントから自分にはない考え方を知って視野が広がりました。
特に仕事では、自分の考えややり方に固執せず隣の人を頼ってみることで、良いフィードバックがもらえたり、視点をいつもと変えてみた結果良いアイディアが浮かぶことも増えました。
私の考えが柔軟になったことで、妻や周りの人々は、以前より私と接しやすくなったのではないでしょうか(笑)
「奄美の海のためにできることはないか?」社会課題が「自分ごと化」された瞬間
神戸から奄美に帰ってきた時に、改めて奄美の自然の美しさに感動すると同時に、自然環境がガラッと変わったことを実感しました。今でも十分綺麗な海ですが、子供の頃の記憶にある海と比べると、どこか違う。昨年世界自然遺産にも登録されたことで、ずっと身近だった海を改めて客観視する意識が生まれたせいもあるかも知れません。
世の中で言われているような「環境保全」とか「SDGs」とかそういう言葉は、これまで自分とは関係が薄いように感じていたのですが、その瞬間にはっきりと「自分ごと」になった気がしました。
「この海を美しく保っていくために、自分にも何か貢献できることがあれば」という気持ちが、今の学びのモチベーションの一つになっています。
終身雇用の崩壊やデジタル化の加速、感染症の流行、不安定な世界情勢……。すぐ先の5年後のことさえ予想が困難な時代だからこそ、浦山さんのように環境の変化に応じてスキルを身につけ、学びによって自身のやりたいことを実現していくことは、人生を豊かにするエッセンスではないでしょうか。
「学び」とは目の前の業務に直結するスキルの獲得だけではありません。好奇心を持って知らなかったことを学び、様々な人の多様な考えや馴染みのないテーマにあえて触れることで、新田さんのように仕事の幅が広がることもあります。
そして学びによって新たな武器や可能性を手にして行動する人が増えることは、社会のイノベーションを促し、様々な社会課題を解決することに繋がっていくはずです。
<参考記事>
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株式会社Schoo
http://corp.schoo.jp/
MISSION:世の中から卒業をなくす
VISION:インターネット学習で人類を変革する