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持続可能な地場産業を生み出したい——夢の実現に向け、社内でキャリアを切りひらく|中村 栄司【Schoo新卒インタビュー vol.3】

幼少期から漁業に慣れ親しんできた中村さんの夢は、「持続可能な水産業を実現するための新しいサービスを創る」こと。大学時代の学びを通して世界が広がった経験から、学びの価値を漁業に携わる人々にも提供することで、それぞれの人生の選択肢や水産業自体の可能性を広げたいと考えています。

入社から3年間は「Schoo」の生放送授業の企画・制作に携わり、4年目からは法人向けオンライン研修サービス「Schoo for Business」の新規営業に挑戦している中村さん。将来の目標とスクーを選んだ理由、営業に転身した背景について聞きました。

中村 栄司 - アカウントプランニング第4ユニット/セールス
2020年に東京大学大学院新領域創成科学研究科を卒業。ビジョンから社会を変革できる可能性を見いだすSchooに魅力を感じて新卒入社。生放送コンテンツ制作を経て、現在は主に地方自治体のお客様を中心に、法人向けオンライン研修サービス「Schoo for Business」の新規営業を担当。


学びの価値を社会に広げ、「持続可能な水産業」を実現したい

━━ まずはスクーへの入社理由を教えてください。

スクーのミッションである「世の中から卒業をなくす」を実現することで、学びを通して社会の可能性を拓いていけると思ったからです。

北海道の漁村で暮らす祖母の影響で、幼少期から僕にとって漁師さんや彼らが獲った水産物は身近な存在でした。しかし僕が成長するにつれ地域の過疎化が進み、帰省のたびに村から人がどんどん減っていく状況を見て、「このまま村や漁業が衰退してしまうのは寂しい。漁師さんたちが安定した経済力を得られるような仕組みを作りたい。『持続可能な水産業』を実現したい」と思うようになりました。

また、大学4年生で語学留学に行ったり他大学の講義を履修したりした時に、学びを通して自分の視野や人生の選択肢が大きく広がった感覚があり、「もし漁師さんたちにもっと学ぶ機会があれば、一人ひとりの可能性を広げたり、漁業をもっと収益性の高いビジネスにする助けになるのではないか?」と考えました。スクーのミッションは僕のこの考えにとても近く、学びがもたらす価値をもっと世の中に広げることで地方の暮らしや水産業を支えたいという思いでスクーに入社を決めました。

3年間で約350本の学習コンテンツを制作。どんな仕事にも通用するビジネスマインドを叩き込まれた

━━ 入社後はコンテンツ制作部門に配属になりましたが、どんな仕事を経験しましたか?

主に「Schoo」の生放送授業を作るディレクターとして、授業内容の企画から構成、演出、出演者のアポイントメント、打ち合わせまでの各種ディレクションを担当しました。

1年目はとにかく決まった数の授業を作りきることを目標に、最大で月14本ぐらい授業を制作していました。2年目はコンテンツ戦略として「デジタルを使いこなす」というタグラインを掲げ、データ分析の領域に注力することになりました。僕はそのカテゴリの主担当を任せてもらい、新授業の制作とともに既存の授業ラインナップの編集プロジェクトにも参加しました。

3年目はこれまで特に人気だった授業や評価が高かった授業をベースに新しい学びを加えてリニューアルするプロジェクトが始まり、僕は昨年に続いてPythonやGoogleアナリティクスといったデジタルに関する授業の主担当を行いました。特にこの頃制作した「Googleアナリティクスの用語と仕組みを徹底解説」という授業は生放送で約1000人のユーザーさんに視聴いただき、制作ディレクターとしての大きなターニングポイントとなりました。

━━ コンテンツ制作を通して学んだこと、成長を感じたことについて教えてください。

コンテンツ制作部門で学んだのは、「魅力的な商品を作る方法」です。より良い授業を作るためには、まず受講生が抱える悩みを仮説として設定し、リサーチして膨大な情報を集め、どうすればその悩みを解消できるかPDCAを回して検証し続けます。このプロセスを繰り返すことで、「1つの授業コンテンツとその視聴者」という小さなマーケットではありますが、PMF(プロダクトマーケットフィット)に近づけていく力が身についたと感じます。

もう一つ、コンテンツ部門にいた時の上長から教わったことで大切にしているのが、Quality(品質)・Cost(費用)・Deliverly(納期)の3つの観点です。もう少し分解すると、その仕事を成すには誰を巻き込む必要があるのか、それも含めて必要なコストはどれだけか、何から始めていつまでに何を終えるべきか、そしてその時間と費用の範囲中でどこまで品質を上げられるか、ということですが、この考え方はどんな仕事をする上でも必要になるフレームなので、最初の3年間で身につけることができたのは大きな強みだと思います。

実は以前、大企業に就職した友達が担当するプロジェクトの進め方に迷っていた時に、この3つの観点に基づいてアドバイスをすると納得してもらえたことがありました。スクーで得たことは他の企業でも通用すると確信できて、とても嬉しく誇らしかったです。

「新規事業を創る力」を身につけたい。新たなスキル獲得のため営業に転身!

━━ 中村さんは現在「Schoo for Business」の新規営業を担当していますが、コンテンツ制作部門からの異動を希望したのはなぜですか?

「新規事業を創る力」を得るために、これまでコンテンツ制作を通して培ってきたスキルとは別の武器を身につけたいと考えたからです。魅力的なプロダクトやサービスを作ったとして、それを事業として成り立たせてグロースさせていくためには、その価値をお客様にしっかりと伝えて対価を頂く必要があります。お客様に最前線で価値を伝えるのが営業という仕事なので、ぜひ経験したかったんです。

ちょうど4年目の春から営業に転身して、現在は主に地方自治体様への「Schoo for Business」導入のご支援をしています。

━━ 営業に転身して約1年が経ちますが、学んだこと・成長したと感じることはありますか?

初めたばかりの頃はお客様のお困りごとをヒアリングするのが下手で、ただ満遍なくSchooの機能紹介をしてしまっていましたが、最近はようやくお客様の課題をSchooを使って解決するためのご提案ができるようになってきました。その結果、先日ついに大型の受注をいただくことができて、自分でも成長を実感しています。

また営業を経験したことで、これまで漠然としていた業績という概念が立体的に捉えられるようになった気がします。何年後にどこまで事業を拡大させたいのか、そのためにどんな計画で売り上げを重ねていくのか、今の時点でお客様とどんなコミュニケーションを取るべきなのか。そういう頭の使い方は、法人営業を通して学んでいる最中です。

4年間で得た自信が、夢に向かう原動力。スクーでたくさんのチャンスを掴んでいきたい

━━ 改めて、中長期的なキャリア目標と、いま目の前にある目標を教えてください。

長期的なキャリア目標で言うと、スクーへの入社理由でもあった「持続可能な水産業を実現したい」という気持ちは今も変わっていません。むしろ、スクーでの業務を通してビジネス感覚のようなものが身についてきた実感があるからこそ、今改めて、新規事業の創出という大きな夢を抱くようになりました。具体的な事業アイデアはこれから考えていくところですが、漁師の皆さんにビジネスの知識やアカデミックな視点を提供することで、その地域ならではの持続可能な地場産業を生み出す後押しができるようなサービスを創りたいと思っています。

いつかはスクーで新規事業の立ち上げや事業開発にも携わるチャンスを掴むために、まずは営業としてしっかりと成果を出すことが必要です。今後は継続的に目標達成ができるよう、再現性のある成果の作り方を自分の中で確立したいですし、自分が築いたノウハウを展開してチーム全体の営業力を底上げしたり、部下の育成やマネジメントができる存在にもなっていきたいです。


■株式会社Schoo

MISSION:世の中から卒業をなくす
VISION:インターネット学習で人類を変革する

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