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「社会課題の解決」を軸に積み重ねた豊富な経験。発明家精神で誰もが挑戦できるスクーの営業組織をつくりたい|岡村大輔さん

スクーでは、これまでさまざまな場所でキャリアを積んできたメンバーが多く活躍しています。

法人アカウントプランニング部門の部門長を務める岡村大輔さんは、金融からHR、エンタメ、テック系など、常に異業界に身を置きながらも一貫して「社会課題の解決」をテーマにキャリアを築いてきました。

「新しい世代に渡す日本を少しでも良くする」ために、社会人教育の重要性を確信したきっかけとは何だったのでしょうか。これまでのキャリアで培った強みや、仕事に取り組む上で大事にしている価値観、スクーで実現したいことを聞きました。

岡村大輔 - 法人アカウントプランニング部門 部門長
メガバンク系列のクレジットカード会社に新卒で入社。その後リクルートのHRメディア事業において大手企業を対象にした総合企画セールス・チームマネジメントに携わった後、東京ガールズコレクションの営業責任者、顧客ロイヤルティデータ解析などを手掛けるエモーションテックのビジネスサイド責任者に従事。ビジョナルグループの物流DX事業でのセールス&マーケティングを経て、 2023年1月にSchoo入社。法人アカウントプランニング部門部門長、ソリューション企画ユニットマネージャーを兼務。


キャリアアップ志向が強かった20代。30代以降は「社会課題の解決」が自身のテーマに

━━ まずはこれまでのキャリアについて教えてください。

新卒で入社したのはメガバンク系列のクレジットカード会社です。当時の私は、社会の中で活躍できる人材であり続けたいという思いが強かったので、まずはビジネススキルの土台作りとして業種を問わず幅広い日本企業に関わりをもつ金融分野が最適だと思い、新卒からのキャリアを築きました。

次にリクルートに入社し、HRメディア事業(タウンワークなどの採用メディア)で大手企業を対象にした総合企画セールスやチームマネジメントに従事。その後、東京ガールズコレクションを運営する株式会社W TOKYOの営業責任者、顧客ロイヤルティデータ解析などを手掛けるエモーションテックのビジネスサイド責任者などを経て、 2023年1月にスクーに入社。現在は、法人向けオンライン研修サービス「Schoo for Business」の営業部門の部門長をしています。

30代中盤からの10年は特に「自分が関わる仕事を通じて日本の明るい未来にどれだけ貢献できるか、若い人たちにいかに良い未来を残せるか」を軸にして、プレイヤーからマネージャー職まで経験してきました。いつも何らかの形で法人営業分野には関わってきましたね。

━━ 転職先は毎回全くの異業種。その中で、「社会課題の解決」がご自身のテーマになっていったのにはどんな思いやきっかけがあったのでしょうか?

私はやっぱり、自分が生まれ育った日本が好きなんです。円も強く日本企業も強かった、かつてアメリカに次ぐ経済大国と称された日本が、バブル崩壊とともにどんどん新興国に追い抜かされ、状況は悪くなるばかり。強かった日本を知っている身としては、今のような状況の社会を新しい世代に手渡すことには後ろめたさのようなものを感じてしまいます。

年齢とキャリアを重ねるにつれて自身のこの価値観を認識するようになり、自分のキャリアアップだけでなく、より良い日本に貢献したいという思いが徐々に強くなっていきました。

中でも特に大きな転機となったのは、東京ガールズコレクションでの経験です。TGCブランドの展開を通して日本を代表する大企業の経営層とコミュニケーションをとる機会が増えたことで、自分自身の視座も高まっていきました。また同社では、地方自治体と提携して観光誘致や地域活性化といった文脈での地域ブランディングにも取り組んでおり、一企業の課題解決を超えたより大きなテーマに向き合っていく中でも、ビジネスを通して社会の課題を解決することの重要性を意識するようになっていきました。

業界課題の解決から、より根源的な社会課題の解決へ。「強い日本」の屋台骨をなす人的資本の強化に携わるため、スクーに入社

━━ さまざまな企業でキャリアを積まれてきたなかで、 なぜ今社会人教育分野へ転職したのですか?

スクーを知った当時の私は、社会にとって教育は必要だと思いつつも、数ある課題解決手段のひとつと捉えていました。その意識が変わったのは、採用候補者向けに制作されたYouTube動画を観た時。CEOの森さんの話を聞いて、これまで私がやってきたことは限定的な業界課題に対する解決であり、社会人教育が解決する課題は社会のより大きな課題を解決しうる根源的なものだと理解したことで、社会人教育に対する自分の中のプライオリティが劇的に変わったのです。

企業の根幹をなすのは人的資本です。日本企業の国際競争力と生産性を向上させ、ひいては強い日本をつくる上での屋台骨です。これからは、人的資本を高めるための課題解決に取り組みたい。「社会課題を解決する」という自分のテーマにも、新しい世代により良い社会を手渡したいという思いにも見事に合致したのです。

さらにスクーの採用選考において、森さんやCOOの古瀬さんたちが考える社会人の学びや目指す世界観を知る中で、日本の社会課題解決に社会人の学びの意識の変革は絶対的に必要だと確信しました。自分がやるべきことが面接の中でリアルに形作られていきました。

━━ 社会課題の解決をキャリアの軸としてきた岡村さんから見て、スクーの価値はどんなところにありますか?

個人的には、能力やキャリアアップ意識が高い人たちのための専門性・ハードスキル偏重のリスキリングは、転職や解雇が当たり前の欧米式のジョブ型雇用では有効でも、メンバーシップ型から移行を模索している日本企業にはフィットしにくい側面もあるのではないかと考えています。それよりも、キャリア自律のきっかけとなる自律的学習文化の創造や、学び合いを通して組織の垣根がなくなるといった組織開発的な面が強化されることの方が重要です。心理的安全性や会社に対するエンゲージメントが高まることで、変化の起きやすい会社になり進化していくはずです。

つまり、企業成長においては、特定個人が非常に高いスキルを身につけることよりも、組織自体がよりイノベーティブなものに変わっていくことの方が価値が大きい。そういった点でスクーの事業はこの時代に合っていて、その実現手段としてスクーが提供する学びがあるのだと思っています。

発明家精神でクリエイティブに。新しい施策が生まれやすい組織風土を目指して

━━ 法人アカウントプランニング部門として、現在抱えている課題やミッションがあれば教えてください。

過去、スクーが成長できた要因の一つには、コロナ禍で対面の研修ができずにeラーニングへ置き換わっていった大きな外部環境の変化があります。また、大きな投資が難しい中小企業にとって、ワンストップで幅広い学びを提供できるオールインワンツールとして重宝された背景もあり、まさに外部環境の変化の追い風に乗った状況でした。ここまでは従来の人材開発の延長線だったと思います。

今は、キャリア自律や学び合い、企業内大学に代表されるようなコミュニティ学習といった人的資本経営の考えに則った、未来投資型の取り組みを求める企業が、大企業を中心に圧倒的に増えてきています。これはまさに時代の潮目。私たちはまだ前例のない新しい施策を生み出していかなければならないと考えています。

━━ 最後に、部門長として法人アカウントプランニング部門をどんなチームにしていきたいですか?

スクーがPhilosophyとして掲げる「laboratory #105 」は、まだ世の中にない価値をつくり続ける「研究所」として、“Schooだからこそ”の価値を発明し続けていくという姿勢を表しています。

営業職というと、クリエイティビティを発揮するよりも商談で受注してくることが仕事だというイメージがありますが、実際には営業こそがお客様の生の課題や希望を一番最初に知り得る立場にいます。だから営業担当者こそクリエイティブな発明家精神をもって、まだ世の中に解のない問題に対する新しい打ち手や解決方法をどんどん生み出していけるような組織でありたいと思っています。

そのためにはメンバーの役割を限定せず、部門を超えた連携も強めていく必要があります。メンバーには、完全でなくてもいいからどんどん起案してほしいと伝えています。心理的安全性を確保した中でアイデアがどんどん湧き上がってくるような、誰でも恐れずにチャレンジできる空気や組織風土をつくっていきたいです。


■株式会社Schoo

MISSION:世の中から卒業をなくす
VISION:インターネット学習で人類を変革する

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