「学び」を通じたコミュニケーションの活性化で、オールラウンダー社員を育てたい【Schoo受講生の学びストーリー】
「人生100年時代」を迎える中で、スキルアップや新しいことへの挑戦を通して人生を豊かにするための、大人の「学び直し」が重要になってきています。また個人にとってだけでなく、企業が持続的に成長していくためにも学びの重要性は増しており、多くの企業が様々な形で従業員の自律的な学習を支援しています。
今回ご紹介する町田酒造様は、奄美大島に本社を置き、ベルリン国際スピリッツコンペティションにて金賞を受賞した奄美黒糖焼酎「里の曙」を生んだ、奄美を誇る屈指の酒造メーカーです。
町田酒造様では、「Schoo」の利用を業務の一つとして位置付けています。時には辞書代わりに、時には社内コミュニケーションツールにと、さまざまな場面で利用しているという町田酒造流の「Schoo活用術」をお聞きしました。
Schooでの学習は「業務の一環」!オフィスでも酒蔵でも、勤務時間中に積極利用
——まずは、Schooを導入したきっかけについて教えてください。
西さん:奄美大島とSchooの包括的パートナーシップ協定によって、島民が個人、企業問わずに自由に授業を受けられるようになったことが大きなきっかけです。
都会に行けばセミナーや研修などに足を運ぶことも容易にできますし、いろいろな情報に直接アクセスできます。しかし、離島に住む私たちにとって、会場に行って学ぶこと自体がなかなかハードルの高いものでした。そうした中で、オンラインで学びの機会を得られるというのは非常にありがたいことでした。
——町田酒造では全社員でSchooを利用いただいているとうかがいました。普段はどのようにSchooを活用していますか?
西さん:きちんとしたルールを制定しているわけではないのですが、「Schooでの学習を業務の一環にしよう」と実践している最中です。業務時間の中で興味のあるもの、仕事に役立ちそうなものを各々が選択して受講しています。
事務所でデスワークをしている社員であれば、お昼休みなどにSchooを見る時間が作れたりしますが、焼酎の原料を作っている製造課など、現場にいる人たちにそれはなかなか難しい。それならいっそ「Schooの授業を見るのも業務の一環」として、どの部署の人でも勤務時間中に積極的に受講できたら一番いいなと。
各々の学習意欲に任せている形ではありますが、業務に役立つ内容も多いので社員それぞれでうまく活用していると思います。面白い授業があれば、社員同士で情報を共有しておすすめしあったりもしますよ。
山田さん:私もセミナーを受ける感覚で、業務にフィードバックできるものがあればと思い頻繁にSchooを利用しています。録画の授業を後追いで受けることが多いのですが、受講者と講師の質疑応答がそのまま残っている点もいいですよね。オフラインのセミナーや研修を受ける際は、質問ひとつするにしても、どうしても構えてしまう部分がありますが、その点オンラインだとハードルが下がるというか、初心者でも質問しやすく、学習意欲がさらにわいてきます。
丈井さん:私も以前、簿記の勉強をする際に他のオンライン学習サービスを利用したことがあったのですが、講義を聞くだけのものだったので、授業の中で理解できない部分や疑問点を解消するのが難しかったんです。でも、Schooの授業はコメントで質問ができるので、そうした点でも違いを感じています。
——山田さんはオンライン学習サービスそのものを利用するのも初めてだったとうかがいましたが、やり辛さは感じませんでしたか?
山田さん:それはなかったです。とにかく授業のジャンルが豊富なので、サムネイルを見ているだけで興味が湧いてきました。業務時間内で利用していいという決まりですが、実は家で高校生の息子と一緒に動画を見ることもあるんです。子どもに勧めたくなるテーマの動画もたくさんあるので、そうした点でも非常に楽しんでいますね。
辞書やマニュアルの代わりにオススメ授業を共有。町田酒造流「Schoo活用術」
——みなさん業務の一環としてSchooを受講されているとのことですが、具体的にどのような授業が業務に役立ちましたか?
丈井さん:私は仕事の中で頻繁にエクセルを使うので、改めて初心者向けのエクセルの授業を受けました。その後、別の社員からエクセル作業についての質問を受けたときに、「この授業動画を見れば解決するよ」と教えてあげたりもしました。私は口下手だし説明にも自信がなかったので、直接Schooの授業を見てもらったほうがしっかり身につくだろうと思って。
山田さん:私も取り組んでいる業務に役立ちそうな授業を探して、そこからヒントや知識を得ています。仕事の中で、今の自分のスキルではなかなかクリアできないことがあった時に、上司を頼るのは簡単にできることですが、むしろそういう時こそ学習のチャンスだと思って、Schooを使うようにしています。
丈井さん:参考書や辞書を引く感覚に近いんですよね。知りたいことや、学びたいことがあれば、まずSchooの中から探してみるというのが社員の中でも習慣づいていくといいなと思います。
▼西さん、丈井さん、山田さんの、業務で役立つおすすめ授業
——業務以外でも、Schooを利用することはありますか?
西さん:私は業務外の時間には、お金にまつわる動画をよく見ています。私たちの世代は、義務教育の中で債券や国債についてなど、お金にまつわる知識を蓄えられるような授業がなかったんですよね。Schooを通じて当時学べなかったことを改めて学習できるのも楽しみのひとつになっています。
丈井さん:私も個人的に趣味のレパートリーを増やしていきたいと思っていたので、業務以外にもSchooを頼りにしています。哲学とか、食とか、ほかにも結構深いテーマの授業が多いので、今後もいろいろ見ていきたいですね。
目標は全社員がマルチに活躍できる環境作り。コミュニケーションのきっかけとしてもSchooを活用したい
——では最後に、今後学びたいスキルや、仕事での目標はありますか?
山田さん:私は当面の目標が、会社の経理の1年間の決算書作りをしっかり遂行することなんです。その中で、表の数字を分析してアウトプットしていく力を身につけたいと思っているので、関連するSchooの授業をしっかりと受けてどんどん吸収していきたいです。
西さん:私はまだ総務課での経験が浅いので、周りに助けてもらいつつ、Schooの授業で知識を入れながら、独り立ちできるようになれたらなと思います。また、総務課ではポップを作るためにイラストや写真加工の技術も身につけないといけないので、Schooのフォトショップセミナーを受講して、スキルアップにつなげていきたいです。
丈井さん:これは私個人というより、会社全体の話にはなるのですが、社員みんなが縦割りで業務をこなしていくのではなく、誰がどの部署にいっても活躍できるオールラウンダーのようになるといいなと思っています。
例えば製造課の人が足りなくなったら、営業課の人間が移動してもすぐに順応できるのが理想です。もちろん、逆もしかりです。小さい会社なので、全員がマルチに活躍できる環境にしたい。
そうした人材を育成するには、日頃のコミュニケーションがやっぱり大事になってくるかなと思っています。そのためにSchooをより一層活かしていきたい。例えば、新しく会社に入ってくる人にSchooの動画を1週間に1個でいいから見てもらって、感想を出してもらうとか、そういうコミュニケーション用のツールとしても活用していきたいです。
所属部署での業務に必要な専門的な知識だけではなく、視野をひろげて学習し、スキルの幅を広げていくことで、全社員がオールラウンダーとして活躍していける。これは町田酒造に限らず、日本中の企業にとっても、会社組織を活性化させるためのひとつの理想の形といえるでしょう。
また社員一人ひとりにとっても、それぞれが学びの中で自分の強みや弱み、興味の方向性を自覚し、主体的にキャリアを築いていくための一になるでしょう。そのお手伝いをSchooができたら幸いです。
■株式会社Schooについて
MISSION:世の中から卒業をなくす
VISION:インターネット学習で人類を変革する