マネージャーになって「学び続ける組織」の広がりを加速させたい|大野 桜【Schoo新卒インタビュー vol.2】
新卒でスクーに入社した大野さんの願いは「子どもたちが前向きに学べる社会にすること」。学びは楽しいもの、自分の可能性を広げてくれるものだと伝えるために、まずは大人たちが前向きに学び続け、その背中を見せることが必要だと考えています。
入社以降、法人向けオンライン研修サービス「Schoo for Business」の導入支援を通して「学び続ける大人を増やす」ために奮闘している大野さん。スクーへの入社理由や成長を実感した出来事、将来のキャリアビジョンを聞きました。
子どもたちに「学びは楽しいもの」と伝えたい。学び続ける大人を増やすため、スクー入社を決意
━━ まずはスクーへの入社理由を教えてください。
子どもたちが前向きに楽しく学べる社会をつくるためです。
学生時代に塾講師のアルバイトをしていた時、通ってくる生徒たちが勉強を楽しめていない姿を見て何とかしたいなと思っていました。本当は学校の勉強や学びって、知らなかったことを知って興味を持ったり、できなかったことができるようになって自信がついたり、「自分はこれから何だってできるんだ!」って、自分の可能性にワクワクするためにあるものだと思うんです。なのに、学ぶことに楽しみを見出せない子どもがいることが、すごくもったいないし悔しくて。
この現状を変えるためには、まずはその規範となる大人たちが当たり前に学び続ける社会を作ること、前向きに学びを楽しむ姿を見せられる大人を1人でも多く増やすことが大切だと思い、スクーへの入社を決めました。
入社以来、多くの中小企業様への「Schoo」導入をご支援
━━ この2年間で経験した業務内容と、やりがいや苦悩したことを教えてください。
入社から約2年間、法人向けオンライン研修サービス「Schoo for Business」の新規営業担当として、主に中小企業様への導入のご支援をしてきました。「研修を実施したことがなく何をすべきかわからない」「コストを抑えて効果的な研修を実施したい」といったご相談を、これまで200社以上のお客様からいただき、初めての研修におすすめのカリキュラムを作成・提案したり、研修内容の実践・振り返り・定着まで管理する運用方法を提案しています。
営業の仕事を一番楽しいと感じるのは、やはり売上目標を達成できた時です。お客様から申し込みいただいたアカウントの数だけ学び続ける大人を増やせていると実感できるので、日々やりがいを感じています。
入社して最初の半年間は順調に結果を出すことができ、私自身もすごく楽しかったのですが、時間が経つにつれて会社からの期待値は当然上がっていく中で、だんだんとその期待に応えられず、売上目標未達成が増えてきて。特に1年目や2年目の後半はなかなか達成できず、それぞれ悩み抜いた半年間でした。
一方で、2年目からは早速後輩メンバーのメンターとしてOJTを担当させていただいたり、チームの業務効率化など、営業成果以外の部分でチームや会社に貢献できることを自分なりに見つけることができて、充実感を感じられるようになりました。
売上目標に苦しみながらも成長。できることを探してチームに貢献
━━ 営業として苦しんだ時期もあったそうですが、その中で特に、成長するきっかけになったと感じる出来事について教えてください。
成長を感じた出来事は何度かありましたが、最初の節目は1年目の後半です。売上目標未達が続いていたのですが、正直に言うと、当時の私は自分が受注できない理由を社会人教育市場の停滞感やシーズナリティといった外部要因のせいにしていました。また1年目の前半にそれなりに受注できていたことで、自分のやり方に変なプライドも持ってしまっていました。周りの先輩方は親身にアドバイスをくださったのですが、それも素直に受け入れられなくて。
間違いに気付いたのは、あるメンバーが中途入社するや否や何件も受注しているのを見た時です。受注できないのは環境のせいではなく、自分のスキル不足だと認めざるを得ませんでした。それからは先輩のアドバイスを一つひとつ思い出してその通り実行することで、少しずつ受注できるようになっていきました。
散々反発してた新卒1年目の私を見捨てずに見守ってくださった当時の先輩方には本当に感謝していますし、変なプライドを捨てて素直になったときに一皮剥けることができたなと思います。
その後も苦しい時期はあり、営業として自信を失いかけたこともありました。ですが、上長との1on1で「今月の目標達成はもう無理だと思います。目標が高すぎて、届く気がしません」と言ってしまった私に、上長は真正面から「俺はまだいけると思ってるけどね」と。その言葉を聞いて、目の前の壁の高さに不貞腐れて諦めるんじゃなく、どうやったら乗り越えられるか考えよう、というマインドに変わることができました。
━━ 昨年12期下期のMVP表彰では、「変化賞※」を受賞していました。どのような行動を評価されたのですか?
営業の案件管理シートを作成して、営業の全チームに展開しました。それまで案件管理は一部手動でやっていたんですが、それを自動化すれば、チームがより生産性の高いことに時間を使えるようになると思い、業務の傍でエクセル関数やデータの取り方を勉強してシートを作成しました。
「変化賞」をいただけたのは、「自分が頑張れば、みんなの仕事を楽にできるんだ!」という自信を周りの先輩方が持たせてくださって、見守りつつ任せてくださったからだと思います。最初に案件管理シートの自動化を提案した時、もし誰かに「それって今使ってるシステムを全部変えなきゃいけないんでしょ?面倒くさいからいいよ」と言われていたら、きっと心が折れていたと思います。でも当時の上長や先輩方は、面倒くさがったり否定的に捉えることなく、「いいね!やろう!」と温かく受け入れてくださりました。スクーには本当に、「巻き込まれ力」が高いメンバーが多いなと思います。
目標はマネージャーになること!自分が育てたチームで「世の中から卒業をなくしたい」
━━ 大野さんはマネージャー志望だと聞きました。管理職を目指す理由を教えてください。
少しおこがましいかも知れませんが、「世の中から卒業をなくす」というスクーのミッションを「私が実現した!」とより実感を持ちたいからです。今でもミッションの実現に向けて日々努力していますが、私一人で向き合うことができる人や組織の数には限りがあり、それだけではミッションの実現には到底及びません。
私がマネージャーになることで、チームメンバーの育成をしたり、さらにメンバーが力を最大限発揮できるようなサポートすることで、もっと早いスピードで世の中から卒業をなくしていけると思いますし、「私のチームがミッションを実現した!」と実感できたらとてつもない達成感を得られるんだろうな、と今からワクワクするんです。
━━ 大野さんのように管理職を志す若手メンバーにとって、スクーだからこそ得られる成長環境はどんなものがあると思いますか?
私の考えですが、マネージャーに求められる素養の一つは決断力で、自分の決断に対して「失敗したら自分の責任だ」と思えるぐらいの強い意志を持つことが大事なのではないかと思っています。
私が案件管理シートを自動化した時のように、スクーでは年次に関係なく「私がやります!」と手を挙げられること、それを最後まで責任を持ってやり切らせてもらえることで、マネージャーが行う「決断」を若手のうちから疑似体験できるというのは、なかなか得難い成長環境だと思います。
成長中のベンチャー企業だからこそ日々組織も変化するし、制度面でも全てが綺麗に整っている訳ではありません。でもだからこそ、拾えるチャンスも空いているポジションもたくさんあって、それを取りに行くかどうかは自分次第だと思います。
━━ 最後に、改めて今の目標を教えてください。
まずは、スクーの社会人教育事業部で営業のマネージャーになって、「世の中から卒業をなくす」最強の営業チームを作りたいです。自分では思考力が強みだと思っているので、マネージャーの先に戦略を考えるポジションにも興味はあるのですが、今はまだ遠すぎて、具体的なビジョンが描けていません。
社会人生活は3年目。まだ始まったばかりなので、長期的なキャリア目標はスクーで経験を積みながら考えていき、まずは今見えている目標に向かって全力で走り切りたいです。
■株式会社Schoo
MISSION:世の中から卒業をなくす
VISION:インターネット学習で人類を変革する