見出し画像

学びの最大の効能は「脱・ストレス」自分のペースで学びの「長距離走」を楽しむ。【Schoo受講生の学びストーリー】

急速なデジタル化の加速によって、ビジネスのあり方や求められるスキルが変化したことで、「リスキリング」をはじめとする社会人の「学び直し」の重要性が高まっています。また企業の持続的な成長の観点からも、社員一人ひとりが自発的に学び、主体的にキャリアを形成していくことが求められています。

今回インタビューに協力いただいた今井さんは、「長年従事してきた事務の仕事がAIに取って替わられるかも知れない」という危機感からエンジニア転向を目指して学び始め、2021年からは社会人向けオンライン学習コミュニティ「Schoo(スクー)」を活用して定期的に学んでおられます。

無事にキャリアチェンジを果たした後も、幅広いテーマについて学び続けている今井さん。学びを継続するモチベーションはどこにあるのか、多忙な大人が学び続けるコツは何か、お話を聞きました。

*今井さんプロフィール*
・北海道在住。大学卒業後に地元の測量メーカーに就職し、約10年間事務職で勤務していた。
・2019年からパソコン教室でWeb周りの勉強をスタート。2020年に念願のSE(システムエンジニア)に転向。
「Schoo」で学び始めたのは2021年から。幅広く色々なコンテンツを学習し、現在も週1回程度、定期的な受講を続けている。

「学び直し」のきっかけは、AI時代のキャリアへの危機感。

ーー働きながら「学び直し」をするようになったきっかけについて教えてください。

大学を卒業して地元の測量メーカーに就職し、事務職で働き始めて10年ほど経った頃、「ロボットやAIが発達していくと事務職の仕事がなくなる」というニュースが話題になりました。確かに、事務の仕事はルーティン化している部分も多かったので、そのニュースを知って急に不安になったんです。

事務の仕事が完全になくなるとは思いませんでしたが、かと言って自分が「生き残れる側」の事務員である自信はありませんでした。このまま不安を抱え続けるくらいなら何かしよう、事務の他にもう1つ、全然違う畑の知識やスキルがあれば市場価値を上げられるのではと思い、2019年からパソコン教室に通い始めました。

ーー学び直しの成果はどのように表れましたか?

教室で基礎を身につけた後は自分でもコツコツ勉強を続けて、2020年に希望していたSE(システムエンジニア)に近いポジションに異動することができました。学んだことの全てが直接今の仕事に活かせている訳ではなくても、基礎を学べたおかげで色々なスキルの土台になっていると思います。

キャリアチェンジのためだけではない。広がる視野と心の余裕が、新たな学びへのサイクルを回す。

ーーエンジニア転向後も、学びの習慣は続いていますか?

はい、今も週に1回程度「Schoo」を受講していますし、本などでも学んでいます。「Schoo」を知ったのはエンジニアに転向した後で、グラフィックレコーディング(以下、グラレコ)の生放送授業がきっかけでした。同じ授業をたくさんの大人が一緒に見て勉強している感じがとても新鮮でしたし、アウトプットをリアルタイムでTwitterに投稿すると先生や他の受講生が拾ってリアクションしてくれるのもとても面白かったです。

最近は自分の頭を整理する思考術や、考えを上手く人に伝えるための可視化のポイントなどを中心に学んでいます。文字にしてアウトプットすることで自分の考えを客観視できるので、悩みやモヤモヤを解消するのに役立っています。

△グラレコ・マインドマップなど、色々なアウトプット用のノート

ーー当初の目標であったエンジニア転向が叶った今も、学びを続けているのはなぜですか?

改めて考えると、多様な視点を身につけられたこと、それによって心に余裕ができたことが、学ぶモチベーションになっていると思います。

実はオンライン授業でも本を使った勉強でも、途中で頓挫してしまったものもいくつもあるんです。その時のことを振り返ると、日々のストレスで心がすり減っていて、学ぶ元気が足りない状態だった気がします。

「Schoo」には幅広いテーマの授業コンテンツがあるので、一見自分の仕事とは関連がなさそうな授業も受講してみると、普段の業務と関わりがないからこそ新しい視点を増やせて、以前よりは視野も広く、視座も高くなりました。

また何より、自分と同じ年代かそれ以上の大人たちと一緒に受講できることと、受講生同士でコミュニケーションを取りながら学べることが大きな魅力です。特に生放送授業ではタイムラインに他の人のコメントが流れてくるのですが、それを見ていると「そういう考え方もあるんだな」と勉強になることが多いです。

学んだことで色んな角度から物事を考えられるようになったおかげで、例えば仕事の中で自分と違う意見とぶつかったり、自分ではコントロールできないことに出くわしても、イライラすることが少なくなりました。そのおかげで新しく学ぶ元気を維持できていて、良いサイクルを起こせているなと感じます。

また、受講後に学びをグラレコにしてTwitterに投稿するとスクー生が「いいね」やリプライをくれることもあって、とても励みになります。

△グラレコの基礎講座を受講中の様子

大人の学びは「長距離走」。ゆっくりでも休みながらでも、将来の自分のために続けること。

ーースクーはミッションとして「世の中から卒業からなくす」を掲げ、大人たちが「学び続ける」世界を目指しています。業務や家事などで日々多忙な大人が「学び続ける」ためのコツは何だと思いますか?

それはやっぱり、自分にできる範囲で適度に頑張ることだと思います。私も多くの人と同じように、毎日仕事でクタクタになって帰ってきます。だから力み過ぎず、適度に力を抜いて授業動画を見ています。

学生の頃の試験勉強や資格を取るための勉強が短距離走だとすると、今私がやっている学びは長距離走のようなものです。授業動画を見たとして、すぐにその内容に紐づく成果を誰かに求められる訳ではありませんし、そもそも授業を見る目的は将来の自分の糧になる知識や新たな視点を身につけることだからです。

「生涯学習」と言うように、これからの時代、学びは一生続きます。長い「学び人生」の途中で立ち止まったとしても、自分を責める必要なんてなくて、元気が出たらまたやり直せば良いんです。息切れせずに楽しんで学べるやり方で、ゆるゆると続けることが大事だと思いますし、それができるのが大人の学びの良いところでもあると思います。

ーー最後に、今後学びたいスキルや、お仕事での目標はありますか?

人材育成について学びたいと思っています。来年4月に初めて新卒社員の受け入れを行うことになったので、その人たちが加わったチームで成果を出せるように、グループマジマネージメントなどについて知識武装して挑みたいです。今は転職が一般的な世の中になりつつありますし、先輩として彼らをどこに出しても恥ずかしくない人材に育ててあげたいです。

個人的には、実は少し前から昇格の話をいただいています。これまでなかなか覚悟を固められずにいましたが、私も新人たちに負けないように、「失敗してもいい!」くらいの気持ちでチャレンジしてみたいと思っています。


冒頭でも触れた通り、社会人の「学び直し」の必要性を感じる機会が増えてきました。
「ただでさえ仕事や家事で忙しいのに、その上勉強しなければならないなんて」と絶望的な気持ちになる方もいると思います。

ですが今井さんのお話にあるように、「多角的な視点を養うことで様々な意見や事柄を受け入れるキャパシティが広がり、心の余裕が生まれる」という学びの効能は、激動の現代を生き抜く上で大切な要素の一つであると思います。

人生100年と言われる今、好きなテーマを自分のペースで学べるという大人の特権を活かし、学びの「長距離走」を楽しみたいものです。

<参考記事>

▼過去の「Schoo受講生の学びストーリー」

▼Schoo講師の学びストーリー

ーーー

■株式会社Schooについて

MISSION:世の中から卒業をなくす
VISION:インターネット学習で人類を変革する


最後まで読んでいただき、ありがとうございます。 Schoo広報X(Twitter)でも、note更新情報やSchooニュースを配信しています。 ぜひフォローしてください!