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「勉強だけでは本物のビジネスは学べない」——クラウドワークス副社長、成田修造さんは「人生の挫折」から何を学んだのか?

毎週水曜22時から生放送している「何を学べば○○さんのようになれるのか(通称なにまな)」。学び続けることで自分らしい生き方を切り開く20人に、 スクーアナウンサー中田有香と受講生が直接問う30分の授業です。

今回は、学生時代から正社員としてベンチャー企業で働き、その後起業を経験。現在は株式会社クラウドワークスの取締役副社長兼COOの成田修造さんの授業で語られた人生の転機や挫折から得た学びついてご紹介します。

父親が突然の失踪。そして、母親が倒れ…。大きな転機となった学生時代

成田修造さんの一番大きな転機となったのは、中学生と高校生のとき。中学2年生のときには、お父さんが突然「失踪」するという事件が。

“最初の転機は中学2年生のときですね。私、4人家族で暮らしていたのですが、父親が、ある日、突然、いなくなってしまって…。家から失踪するという事件があったんです。家のローンと中学生と高校生の子ども2人を置いて…。それ以降、家自体も少し崩壊していきました”

さらに不幸は続き、高校2年生のときには、お母さんがくも膜下出血で倒れてしまったと言います。お母さんはなんとか一命を取り留めたものの、このとき「家族のピースがまた一つ欠けた」と心に深い傷をおったと成田さん。

しかし、この2つの出来事が成田少年を変え、これを機に「もっとしっかりしなきゃいけない」、「もっと自分で自立していかなきゃいけない」と強烈な自我が芽生えたとタイミングだったと当時を振り返ります。

落胆する成田さんを立ち直らせてくれたのが、東京大学へ進学した成田さんのお兄さん。いろんな分野に対して活発に活動している姿に刺激を受け、視野を広げるために学校の勉強以外にも様々なことを学んでいきます。

“学校の勉強だけじゃないことも、高校時代から積極的に学ぶようにしていて。本を読む量も増えましたし、アートに触れる機会も増えましたし。いろんなところから、学校の勉強だけじゃない、すごく大きな視点で学びをしていくということに、けっこう高校時代はトライをしていましたね。”

「年間で本100冊、映画100本をノルマ」にし、大学の授業の“潜り”もするなど、高校時代の積極的な学びを通して、国数理社では学べないことを体験できたと言う成田さん。それによって、大学に入るときのイメージや、社会に出ていったときのイメージが広がっていたと言います。

「19歳の会社員」が味わった大きな挫折

そんな成田さんが大きな挫折を味わったのが、大学在学中にベンチャー企業で正社員として働いていたとき。

当時から起業を志していたものの、先輩との社会人スキルやビジネススキルに大きな差を感じ、目標としていた「上場」まで会社を成長させることができなかったことで、「起業」や「経営」の難しさを身を持って体感したと語ります。

“僕19歳のときにその会社に就職したわけなんですけど。その一つ上の先輩、世代が一つ上の先輩で29歳なんです。つまり、僕がダントツに一番若い社員で、ダントツに社会人歴がなかったので、当然、あなたはどれくらいできるのかということに対して、会社の今まで自分がコントロールできていたと思うものが、ぜんぜんコントロールできなくなってきて。やっぱり、そこは、一つ大きな挫折だったというのがあるのと。その会社自体を、僕は、5年で上場させようと思っていたんですね。その会社は、創業4年目で。
創業4年経ったあと、5期目で僕が入って。10年目くらいで上場させたいなと思ってやっていたのですけれども。なかなか、その会社自体の成長を僕もけん引できなかったですし。その会社自体も、なかなかそこまで大きくは飛躍できていなかったというのがありまして。それがかなり、経営とか、起業は、そんなに簡単なものじゃないなというのは、そのときにすごく痛感したところはありましたね。”

ベンチャー企業の社長の元で約2年間、ビジネスの酸いも甘いも経験し、大きな学びを得た成田さん。「自分でビジネスをやってみたい」と、いよいよ、起業を決意します。

その後、会社を設立し、アート作品の解説まとめサイト「atokore」の立ち上げやiPhoneアプリ開発などを行います。そこでのとても濃い1年間の起業経験で、さらに成長したと仰ります。

2012年にはクラウドワークスへ参画し、執行役員に。当時まだ、世間に馴染みの薄かったクラウドソーシングの普及のため尽力します。そして。2014年8月、同取締役に、2015年4月には、同取締役副社長に就任。

今では「皆が成長できるような環境を最大限に作り出す」ことをミッションに、日々クラウドワークスの発展を支えられています。

授業内では、起業から得た学びや、成田さんが目指すクラウドワークスの未来、組織がうまく回るためのコツなど、これまでの成田さんのご経験が余すことなく語られています。

また、受講生からの質問に対する先生の回答から、新たな気づきや発見があるからもしれません。

気になった方は、ぜひ、Schooで続きを受講してみてはいかがでしょうか。
(編集・ライティング:青野祐治 @yuji_blfd

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